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SOUNDHITS 曲泉 8cmフルレンジユニット

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(2019.2.17)
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1.SOUNDHITS 曲泉 8cmフルレンジユニット

 ヤフオクで勝手に流れる関連オークションのなかでたまたまこれを見つけた。弾丸型のセンターキャップのユニットは前から興味があったのと8cmにしては珍しいダブルコーンだったので即決価格(開始価格と500円しか違わない)で衝動的に落札してしまった。
 「SOUNDHITS」がメーカで「曲泉」がモデル名のようだ。中国のメーカらしい。
 カタログデータ:80Hz-20KHz。f0=80Hz。


2.エンクロージャ

 秋月電子のF77G98-6用としてヤフオクで購入した「2010basic」というエンクロージャキットがあったがなぜか秋月電子のユニットは満足のいく音が出なかった。
 試しにネットで公表されている計算式を使って箱の共振周波数を計算してみると86Hzくらいであった。曲泉のf0が80Hzなので相性がよいのではないかと思い取り付けてみた。バッフル穴径は75mmにしてもらっていたのでガスケットなしで隙間なく取り付けができた。



3.音出し

 やはり相性が良かったのか箱の大きさの割に低音はよく出ている。高音も問題なし。特に癖もなくオーソドックスな音ではないかと思う。
 ちなみに最初はFOSTEXのP1000-Eにサブバッフルを介して取り付けてみたのだが高音がちょっときつい感じがした。そこでこちらに取り付けてみたのだがその感じはなくなった。

(2019.7.7)

4.エンクロージャの共振周波数を調整

 しばらく聴いていると高域が低域に埋もれているように感じてきた。これはエンクロージャの共振周波数とのミスマッチが原因と思われる。
 エンクロージャの共振周波数を算出すると86Hzくらいになる。ユニットのf0は80Hzとのことなのでこれを70Hzくらいに下げてみることにした。
 エンクロージャの共振周波数を下げるにはダクト長を延ばすか、ダクト径を小さくするかになるがダクト長はエンクロージャの奥行が10cmなので延ばせない。したがってダクト径を小さくすることになる。
 ダクト長を8cmとするとダクト径1.8cmで共振周波数は74Hzになる。ダクトは薄手の紙を何重かに丸めて作成することにした。
 さて作成した結果はバッチリ。高域もくっきりして低域も自然になった。



(2022.2.5)

5.ユニットをFE83enに変更

 どうも低域がこのユニットの実力を出し切れていないように感じてきたので、手持ちのFOSTEX FE83en に変えてみることにした。
 FE83enはf0が160Hzなので箱の共振周波数を調整する必要があるが、幸いダクト長をいろいろ変更することができるので120Hz前後で10Hz単位に変えて聴き比べて決めることにした。
 結局計算上の共振周波数126Hz弱が最適でダクト長は2.5cmだった。低域は結構出て、別に所有しているFE83en+BK85WBと比べても遜色のない音が出た。





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