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PC8801FE復活

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作成:2021/4/28
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1.はじめに

 8ビットPCのPC8801FEがある。PC無料回収に出す前に電源を入れてみようと思ってスイッチオン。しかし電源がはいらない。これはたぶん電解コンデンサがいかれているはず。蓋を開けてみたらやはり茶色の液体が流れ出していた。
 コンデンサの耐圧と容量を調べ、すべて取り替えてみることにした。なおマザーボード上のコンデンサは小さく、見た目パンクしていなかったので交換していない。

カバー取り外し 電源1 電源2

2.交換はしてみたものの

 コンデンサを交換するとめでたく電源が入った。しかしカバーを取り付け再度電源を入れてみると入らない。電源スイッチの接触不良かと思い、再度分解して1次側の電解コンデンサの電圧を調べてみたが100ボルト以上あるので接触不良ではない。
 やはり廃棄か電源交換かと迷ってそのまま放置しているといつのまにか電源が入っていた。どうやら電源オフして時間が経つとスイッチオンですぐには電源は入らず、しばらく経つと入ることがわかった。
 ところでマザーボード上にはニッカド電池がある。液漏れはしていないが確実に寿命がきているはずなのでこいつが悪さしているのではと思い取り外してみたが、影響なしであった。
 
ニッカド

3.表示してみる

 一応電源は入るので表示して見ることにした。普段使っているモニタに繋いでみたが走査線の間隔が開きすぎて見られたものではなかった。
 PC8801FEにはTV出力があるのでTVに表示してみたが映らなかった。TV出力は故障しているようだ。

4.スキャンコンバーターでビデオ変換してみるか?

 ではアナログRGB出力をスキャンコンバーターに通してそのビデオ出力をTVに繋げばよいのではと思い、amazonで調べて見ると1000円くらいで中華製のものがあったので早速購入した。
 しかし正常には映らなかった。低い解像度には対応していないのが原因のようだ。PC8801FEはカラーで解像度640x200である。
 かと言って数万円もする本格的なスキャンコンバーターを買うほどの投資はしたくない。

5.映った!

 640x200の解像度の場合、水平走査周波数は 15kHz程度になるらしい。最近のモニタはそんな低い周波数を扱えるものはない。だめもとで1年前に購入した別のモニタに繋いでみたところ映った!。
 I・Oデータのモニタであるが仕様を調べてみたら水平走査周波数は 24.8kHzからとなっていた。24.8kHzでもいいんだ。ちなみに最初につないだモニタは31kHzからだった。
 ソフトは「エメラルドドラゴン」。買ったはいいがプレイの仕方がわからなくてずっと放置してきたがこれで遊んでみるか。

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